グラドル

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映画と言っても、マイナーな、セックスを前面に押し出したような、アダルトDVDとあまり変わりは無かった。 雅は、一応主役だったが、男優に躾けられる、今度こそ本当に本物のヌードを披露する映画だった。 きっとマイナーな映画館でしか上映されないような・・・ それでも雅はいいと思った。同じような映画に出た女優が、売れに売れたことを、雅は知って居たから。そして、映画だけでは無く、テレビのバラエティなどにも出られ、TVドラマなどにも取り上げられるようになったことを、雅は知って居た。 「今更裸を見られるくらい、何てこと無い。」 裸を見られるだけでは無く、調教されるという役柄だったが・・・ 葉月はその内容を聞いて、本当に雅のことを心配した。 葉月の部屋に着くと、葉月がドッと、体を任せるように、抱きついてくる。 「雅・・・いいの?あんな映画に出て・・・後悔はしないの?」 「大丈夫だよ。今更裸になるのなんて、平気だし・・・今の女優さんは、ヌードになると売れるらしいよ。」 確かに、ヌードを披露した女優は、売れていた。それは、葉月も知って居たから、これ以上何も言えなかった。 「お風呂、湧かすから、先に入って。」 「うん・・・ありがと・・・」 葉月にそう言われ、ああ、今日は葉月に抱かれるのか・・・そう思う雅だった。
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