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一緒に、体温を分かち合いながら眠る。心地いい一時。
葉月は、レズビアンじゃないと雅は思って居る。
でも、こういう行為は・・・どうなんだろう?
朝が来て、二人目を覚ます。
「雅・・・おはよう・・・」
「うん、おはよう、葉月。」
全裸のまま、抱き合う。気持ちのいい感触。裸の胸が気持ちいい。
私はこのまま一生、葉月の温かみを忘れられないだろう。雅は思った。
「雅・・・山岸の居所、掴んだよ。」
葉月がそんなことを言う。雅は、明らかに山岸を求めていた。葉月としては、面白くは無い。
「どうしてるの?今・・・」
「例の、ゲイの所に身を隠してる。」
「って、ゲイになったって事?」
「ううん。違う。山岸は変わらず雅のことを好きみたい。ただ、今は、そうしてるしか無いみたい。」
「そう・・・なんだ・・・」
雅は、山岸を想った。会いたい・・・会って話しをしたい・・・
きっと山岸は、雅の映画の話を否定するだろう。でも、雅の心は決まっていた。でも、それでも、山岸には会いたい・・・雅の好きなのは、山岸だったから・・・
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