雌竜と雄竜

3/3
前へ
/3ページ
次へ
ある日の夜、雌竜はシケレペを煎じて雄竜に飲ませようとするが、シケレペはもう無くなっていた。 雄竜はもう動けない位弱っている。雄竜は、シケレペを飲まなければ死んでしまうほど、すでに弱っていた。どうにかしなくてはいけない、このままでは数時間で、死んでしまう。 雌竜は外へ出てシケレペをとってくる決断をした。 雌竜は白狐に雄竜の見張りを頼み、大きな翼を広げ空へ飛び、現地に向かった。 時間がない。 シケレペはこの地では実らないため、1,400km先にあるすごく、遠く、寒い山地にある。 雌竜は急いで飛ばした。もうそんなに寿命が無いことは分かっていた。だから急いだ。 雌竜は山地に着くと、サッと幾つものシケレペを成るべく多く採取し、手でつかみ、森に帰った。もう気づけば、2日もたっていた。その日の夜。雌竜は森に降り戻った。すると、あたりは暗闇に覆われていた。 雌竜は不気味におもった。すごく怖いと雌竜は感じた。 聖地である、森には竜が居ることでいつまでも金色の灯りが灯火(ともしぶ)場所。そこに、植物や木々が育ち、動物たち、昆虫が立ち寄る。 あたりをよく見回すと、植物は枯れ、動物や昆虫は見当たらない。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加