発覚するという事実

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僕が好きな作家の話をしたら、そいつが妙に食い付いてきた。 「そんなにその作家が好きなら、これを読んでみろよ!結構ショッキングな事実が書かれてあるぜー!」 「それなら、読みたくないよ!!」 「いいから読んでみろって、面白いことが書かれてあるからー」 それは僕の好きな作家の元夫が書いたエッセーだった。 正直、そこには僕の大好きな作家のことも触れられており、驚きの事実も幾つか含まれていたが、ショックを受けるよりも、ますます大ファンになった。 「結構、面白いじゃないかー?」 「おかしいなー。結構ショックを受けると思ったんだけどなー」 「こんな“発覚”なら、大歓迎だ!!!」
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