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インタビューが始まった。MCは今人気の若手美人のアナウンサー。 「はい、皆さん、今日は今、人気沸騰中のイルミナの皆さんに来てもらっています。来月からパリ、ハンブルグ、アムステルダム、ミラノのヨーロッパツアーが予定されています。 イルミナは、コンサートはあんなにクールなのに、メディアには出不精で有名ですね。そして取材にも応じないので有名。でも今夜は特別にこのショーにきてもらいました。 そのイルミナの隠された謎について、探ってみたいと思います。今日は、何とライブです。だからこれは真実のイルミナの姿よ!私も実は、超ドキドキなんです。」 MCの椅子の近くから、デービッド、アレックス、ポール、アランと座っていた。 「ハイ!皆さん、こんばんわ。今日はありがとう、来てくれて。私はポーリー・ジョーンズ、皆さん元気?」 メンバーは一人一人アップで「ハイ」とあいさつ。 サブタイトルでメンバーの名が出る。 デービッド:ドラム アレックス:リードギター ポール:ベース アラン:リードヴォーカル 「それで、この席順だけど、何故アランがそんな遠くに座ってるの?」 アランが遠くから言う。 「それはね、ポーリーに近い順にイケメン番づけにしてみたんだ。どう?気に入った?」 「まあ、嬉しい。そうね、私にはみんなイケメン揃いに見えるけど。イルミナってこんなにみんなクールガイだったっけ?」 デービッドが言った。 「だから、呼び出されたのかと。」 と笑いをとる。 「そう、そうね、デービッド、いつもドラムの影でよく見れなかったけど、本当にいかしてるわね。腕のタトウがセクシーだわ。そして、少しだけジョニー・デップに似てる?」 「ありがとう。実はジョニデの隠し子。」 デービッドが笑う。 「面白いのね、で、デービッド、今日、あなたがいろいろ話してくれるってわけ?イルミナのこと。私の前に座ってるということは?」 デービッドは笑ってアランと席を変わった。アランはいやいやポーリーの前の席に座った。 「ああ、アランね。あなたがしゃべってくれるのね?」 「お手柔らかにね。」 アランは謎めいた顔をカメラに送った。
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