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グッチ
ポーリーが驚いてアランを見た。
アランはアレックスを見て笑いながら、ローレックスを外し、カメラにきれいな両手首を見せた。
そして、アレックスに物を投げるしぐさをした。アレックスは笑って、手のひらでそれをよける。
アランは言った。
「アレックスは嘘つき。いつもは違うけど、今日はテレビ出るんで興奮してるみたい。」
ポーリーが笑った。
「楽しい人たちね。では、ジョーク好きのアレックス、アランが普通じゃないことは見てもわかるけど、それでどういう風にみんな合わせてるの?」
「ああ、それはアランは最高にいいやつだからさ。押しが強いし、リーダーとして最高だよ。」
と言って、アレックスはアランをを上げるしぐさをする。
「でもアランは年が若いじゃない?指図されて頭に来ることないの?」
「年は関係ないね。リスペクトしているかどうかだ。そうね、ギター合わせる時は、彼は最高だよ。」
「じゃ、ポール、
みんな、あなたはベースを弾くときのセクシーな体の動きに魅了されちゃってるんだけど、演奏の時何を考えてるの?もしかして、SEX?」
「えっ、そんな。僕、目立たないようにしてるんだけど(笑)、演奏の時は音のことしか考えてないよ。自分を忘れろってのがアランの指示で、そうね、24時間いつも音楽のこと考えてるかな?音楽が好きだからね。」
「そうなの、ポール、でも、あなたから目が離せないわよ。金髪、ブルーの目、しなやかな体。あなたのベースは本当にクールだわ。」
ポールは恥ずかしそうに微笑んだ。
「じゃデービッド、あなたはイルミナではドラムの他にどういう役割をしているの?」
「えっ、俺のことセクシーって言ってくれないの、ポーリー?」
「ごめんなさい。失言。全員、ドキドキのホットガイよね。」
「だろ?俺が実はアレックスやポールがクールに見えるように演出したんだぜ。成功だね。」
「そうなんだ。デービッド、センスあるね。女の心がわかってるっていうか?」
「そうだよ。女は最高に愛すべきもの、ポーリー。」
デービッドは色気ある目線をポーリーに送った。
「ありがとう。あなたに見つめられると溶けちゃいそう。それで、セクシー演出係の他にはなにやってるの、デービッド?」
「そうね、雑用係かな?(笑)例えば今日の服の調達とかさ。俺そういうの好きだからね。ファッションとか。インテリアとか。」
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