やばい休日にご注意を

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「……。」 「これで倫太郎をなかせてみようかなぁ?」 黒アリスを久しぶりに見た気がする。 「お前なぁ……。」 「あぁ!風呂!風呂行こう!」 「なっ!!!」 突然声を上げて何をするかと思えば、そのまま風呂場へを引きずり込まれた俺。 なんでこんなにテンションが高いんだ。 久しぶりに会えたのはそりゃ俺だって嬉しいけど……。 鼻歌を歌いながら、しれっと俺の服に手をかけて脱がそうとしてくる有栖川。俺もそれに気が付かずしれっと手を挙げて脱がされようとして我に返った。 「何ちゃっかり脱がそうとしてんだコラ。」そっこーで手を下ろして服を引っ張った。 「あれ、バレちゃった?なんか素直に服脱いでくれるなぁーって思ってたんだけど。ってかもういいじゃん?知らない身体じゃないんだし。」 「そ!そういう問題じゃないだろ。」引っ張りながらまた脱がそうとしてくるのを必死で拒否をしながら「ぬ、脱ぐなら自分で脱げるから。お前は手を引っ込めろ。お前の手は危なすぎるんだよ。」そう言って手のひらを向けた。“待て”を食らった大型犬は、しゅんと耳を寝かせお座りをしている。 俺はそれをジト目で見ながらゆっくりと服を脱ぐ。「ん?ちょっと待てよ。」バンっと音を立てて扉を開けグイっと有栖川の腕を引っ張った。
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