やばい休日にご注意を

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「うぉっ。なにすんの倫太郎。」 「うっかり騙されるところだった!風呂は一人で入れる!」 また、バンっと勢いよく扉を閉めた。 「えぇ、あとちょっとだったのに。倫太郎?風呂で後ろほぐしてあげるよ?やさしーく、やさしーく?じくり、ね?」 「煩い!!お前のその言い方がやらしいんだよっ!」 一緒に入ると絶対風呂でヤルはめになるんだ。 で、風呂場だけじゃっつって、結局布団に運ばれて……。 「あぁぁぁ!!!!」 頭を抱えてこれから自分がされることを想像して勝手に赤面してしまった。 今頃なに赤面してんだよって感じだけど、あいつとのその…セ、セックスはなんかこう毎回初めてするみたいに恥ずかしいんだ。 だから、素っ裸を見られるのだって正直まだ慣れない。もちろん自分のものを触られるのだって、後ろだって……。 「う、後ろほぐしてくれるって言ってたけど……。」 シャワーを全開にして頭からお湯を被りながら目の前の鏡に映る自分を見た。 湯気でぼんやりと映る自分の身体は有栖川とは比べ物にならないくらいだらしないけど、まだ若さで何とかなっている感じ。 「なんだよあの完璧な感じ……。余裕な感じもするしむかつく。」 「俺はありのままの倫太郎が好きだからさ、むしろ何もしなくてもいい感じだと思うんだけど。」 「それじゃ釣り合わないだ……ろ……。」 なんで背後から人の声が聞こえるんだ。 勢いよく振り返ると、全裸で仁王立ちの有栖川がにやりと笑いながらこちらに近づいてきていた。 「おまっ!!!なんで入ってくんなっつたろ!なんで服脱いでんだ!!あっちいけぇ!!」 「いや、言ってない。一人で入れる、って言っただけ。」 「そ……そんな屁理屈通用するか!!!」 俺の願い空しく満足げに入ってくる有栖川は湯を張り始めちゃっかりシャワーを浴び始めている。
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