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*R18
背後に立たれて嫌な気はしない。
それは有栖川限定だけど。
素肌が触れ合うってこんなにもやらしく、興奮するもんだっけ。
有栖川が後ろに立って俺の肩に手を置いてキスしてるだけなのに、それだけで下がずくんって疼いてしまっている。
これだけで反応するとか俺の方が変態みたいだ。
や、これは仕方ない。自然の摂理ってやつで……。
眉間に皺を寄せて我慢して声を出さないようにしていると「倫太郎の性感帯って沢山あるかもしれないね。」なんて言いながら背中へと向かっておりていく。
お前に触られた所すべてが性感帯になるんだよ。
ゾクゾクする身体を必死に抑え込みながら、有栖川のキス攻めに耐えられなくて前にある鏡に思わず手をついて前かがみになる。
それを腰に手をまわし支えるようにホールドする有栖川は丸くなった背中にキスを続ける。
「ちょ……アリ、ス。」
「若干力抜けてるみたいだけど、背中攻められるのそんなに感じるっけ?」
「感じないっ。感じないけど……やだ。」
「やだって言われると興奮しちゃう。」
腰に回されていた手はスルッと胸の方へ伸び背中を舐められながら乳首をいじられ始めた。
「ぁっ。」
既に起き上がっていた乳首の先端を弾かれただけで声が漏れてしまい思わず片手を口に当てる。
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