やばい休日にご注意を

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*R18 俺の後ろはすっかり気を許していたようだった。 「ぁっ。」 しっかりみっちり入り込んだのと同時に俺は欲を吐き出していた。 「うそ。まだ入れたばっかだよ?」 「待って……まだ、出てる……。」 ドロッと床に落ちる白濁は、シャワーの水と一緒に排水溝へ流れていく。 「いっぱいでてるね。でもまだ出し切っちゃだめだよ?」そう言う有栖川は亀頭よりも少し下の部分を握りしめながらゆっくりとした腰つきで動き始めた。 出すことを禁じられた俺のそれは少し萎えた状態のまま有栖川の手の中におさまっている。 腰が動くたびに肌と肌がぶつかる音が響き、そのたびに俺の喘ぎ声は風呂に響く。 すっかり有栖川のペースになってる事に気づいた時には二回目の絶頂を迎えようとしていた。 「ぁ…んんー恭平っ、ダメだ……俺、出、そう……。」 萎えていたはずの俺のものはすっかり膨れ上がって赤みを帯び少し血管が浮かび上がっていた。 我ながらなんて単純なのだろう。 体中を愛撫され、後ろには有栖川のものをしっかり咥え込んでこれ以上ないくらいやばい体制に高揚している。 「りん……もうちょい、待って……。」 腰を抑えられ反った状態にされ、手は鏡の方に伸ばすように持っていかれ自分ではうまく力をコントロールする事が出来ない状態にされた。 下手をすれば力が抜けて膝から崩れ落ちるかもしれない。でも、がっちりホールドされている腰骨の有栖川の手。 腰の動きが少しずつ早くなっている。 こいつも終わりを迎えようとしているのか。 そう思うと喘いでいる声よりもキスをしたい気持ちになる。 揺れる身体を少し起こして後ろを見る。 「うぅわぁ。最高の眺め。お前そんなエロイ顔誰にも見せるなよ?」 有栖川は前かがみになりながら俺の唇を奪った。 強引だけど優しいそのキスは俺を立っていられなくなるような濃厚なキスだった。
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