第一章

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「ここ、舐めて・・ちょうだい」 「舐めるだけでいいの?」 昔はあんなに可愛かった渉。いつからこんなに意地悪になったんだろう。 「だから・・・わ、渉ので・・・気持ちよくさせて」 恥ずかしさをかなぐり捨て、しどろもどろになりながら言葉を紡いだ。 息子の気持ちを発見してしまった湊斗がたどり着いた答えは、父親としてではなく、恋人として生きる道だった。 陰茎をめいいっぱい渉の口でしごかれ、蜜をこれでもかと吸いとられ、やがて秘所に灼熱の塊があてがわれ一気に貫かれた。 「わたる・・・ひぃ・・・あぁ!」 背中を大きくしならせる湊斗。 口付けを交わすと、身も心も混じり合い、トロトロに蕩けていく。 「渉、好きーー大好き」 湊斗は泣きながら息子の肩にしがみつき、めくるめく甘い初夜はこうして始まったのだった。
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