足摺りて たな知らぬもの 頬張るも ころもまとうて 食えど飽かぬも

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足摺りて たな知らぬもの 頬張るも ころもまとうて 食えど飽かぬも

 足摺(あしず)りて   たな()らぬもの   頬張(ほおば)るも   ころもまとうて(・・・・・・・)   ()えど()かぬも cf9fdc57-5e73-4f29-893e-6e0a37b8fc16 『若紫』  ※表紙も併せて三様(さんよう)、どの若紫も、紛うことなき『若紫』にありながら、“想ひ(おもい)の行方”が少しずつ変わり()くにつれ……?  萌黄の灯の如き碧の瞳を輝かす、   若紫の抱きし想ひは、彼方の源氏の袂へと————。  桃の実る淡き薄紅の眸を耀かす、   若紫の認めし想ひは、料理の師匠の隣へと————。
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