9人が本棚に入れています
本棚に追加
【中庭】
「スーハー…スーハー…
今日は天気が
いいからとても空気が気持ちいい!」
由紀が深呼吸をしていると
生徒たちの笑い声が聞こえた。
「よーし、行くよ!
キュア・アップ・ラパパ!
ほうきよ!空を飛びなさい。」
「すごい!遥、空飛んでるよ。」
「私、風になったみたいに気持ちいい。」
由紀は思った。
どうして私だけ、
魔法のほうきと魔法の杖と
魔法の呪文が覚えていない。
その時、校長先生が来た。
「君も早く、あの子たちと一緒に
仲良くなりたいんだな?」
校長先生がそう言うと由紀はこう言った。
「はい…でも…私…魔法のほうきと
魔法の呪文も持っていないので…。」
由紀がそう言うと校長先生が、
魔法のほうきと魔法の杖を由紀に渡した。
「ではこれをどうぞ。」
「ありがとうございます!
すごい軽いですね。」
由紀は嬉しそうに笑った。
最初のコメントを投稿しよう!