第3話 初めての授業

5/5
前へ
/162ページ
次へ
「あれ?もう一度! キュア・アップ・ラパパ! 雲よ、わたあめになりなさい!」 「十六夜さん? もしかしたら気持ちがこもって いないのかもしれませんよ。」 イズ先生が言うと由紀は頭を悩ませた。 「私…簡単に上手く  出来ると思っていました。 でも私…悔しいんです!」 由紀は悔しくて涙をこぼした。 それを聞いていたイズ先生が 由紀の頭を優しく撫でながらこう言った。 「十六夜さん…大丈夫ですよ。 人は誰にでもよく失敗はありますよ。 でも確かに十六夜さんは 人に合わせるのが苦手で 何回練習しても上手く行かない。 私だってよくありますよ。」 「…はい、イズ先生、 私…もう一度やらせてください!」 「分かりましたでは、 頑張ってください。」 「キュア・アップ・ラパパ! 雲よ、わたあめになりなさい!」 「やったあ、成功ですよ!」 「ありがとうございます! これがわたあめ…。」 「良かったね。」
/162ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加