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【十六夜家】
「ただいま!」
「あら、由紀お帰りなさい!」
「あれ?お母さんそれは…。」
「あっ、これ?
由紀が前に勉強したいって言ってたから、
勉強道具を買っておいたから、
いつでも勉強が出来るよ。」
「ありがとう、お母さん!
私、立派な魔法使いになれるように
頑張るから。」
由紀がそう言うと母親は笑顔で頷いた。
「ねぇ、お母さん。」
「ん?」
「私、今日ね放課後の補習授業で、
イズ先生から新しい魔法語を覚えたよ。」
「へぇー、もう補習授業が出来るんだね。
でも由紀に対してはすごいじゃない?」
「ありがとう、お母さん!
私、これからも毎日頑張るつもりだよ。」
「でも無理しちゃダメだよ。」
「うん、わかったよ。」
そして由紀は自分のカバンを持って
部屋に移動をした。
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