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第2章 櫻堂学園
桜満開の道を歩きながら俺は懐かしさに浸りながら校舎を目指していた。
「雅人さん、理事長室ってどこでしたっけ。この学園広すぎて訳わかんないんですけど。」
『仮にも元生徒会長だった子が言う台詞とは思えないね。』
「生徒会長だったからって何でも出来る訳じゃないんすよ?」
『面白い事を言うね、朱里くん。僕が思う君は何でも出来ていたけどねえ』
「......おだてても何も出ませんよ。」
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