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さよならの前に
君がいないとなると少しは寂しくなるなあ
違うよ本当はとてもどうしていいかわからず
涼しい夜風が吹いて空なんて見上げてみても
星さえ灯らない明るい夜の街並
僕の好きなこの季節 君と二人で歩きたかった
君がいなくなるとわかった途端に霞んでいくよ
繰り返す季節と別れ そんなにまだ強くない
早すぎるその結末を責めないで
さよならの一歩前
欲しいものがどれだけ自分のものになるだろう
遠くにあればあるほど魅力的に思える夢
同じ歩幅で歩く人なんて見あたらないよ
足早な自分にさえも取り残された気がしてる
お気に入りのあの帽子 君と二人で話した夜に
電車に置き忘れても後悔せずにいられたのに
君は言った「あなたにも大事なものがあるでしょう
?」
考えは十人十色だと思うけど
さよならはないじゃない
繰り返す季節と別れ そんなにまだ強くない
早すぎるその結末を責めないで
さようなら
繰り返す季節と別れ いつまでも僕は弱いから
君なしのこの結末を変えたいよ
さよならは言わないで
さよならは言わないで
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