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凛花を抱き締める龍吾は、彼女の顔を見つめて言う。
「だから……後生だなんて――……言うな!」
「んんっ!……ああ――っ!」
ビクンッ!と震えてのけ反った凛花を優しく抱き留めた龍吾は耳元に小さく囁いた。
「愛してる――……!」
肩で息をする凛花は、涙をいっぱいに湛えた瞳で龍吾を見上げる。
「必ず……助ける。
だから――……」
――その言葉だけで……幸せよ……
凛花は龍吾の首に腕を絡めてキスをした。
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