龍吾の決意

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   身体の向きを変えようとした時の激痛に、確実に肋骨にひびは入ってるな、と龍吾は顔をしかめた。 「よお、気ぃついたか」 いかにもな人相の男が龍吾の顔を覗き込む。 「ぐ……っ!」 みぞおちを蹴られ、顔を歪め、彼は自分を取り囲む男達を見上げた。 ――4人…… 瞬時に頭数を数えた。  
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