剣崎

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  ――龍吾――……!  凛花の声……? 床に崩れ落ち意識を失いかけていた龍吾が顔を上げると、木刀を持った男の隣に田崎が立っていた。 「田崎……テメ……」 先が尖った革靴で田崎に脇腹を蹴られ、龍吾は、うっ、と身体を丸めた。 「ザコが呼び捨てにすんじゃねえ」 田崎は身を屈め、龍吾の顔を覗き込む。  
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