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田崎はゆらりと立ち上がると凛花に近寄った。
いかつい大きな手が彼女の顔を掴み上げる。
「剣崎んとこのあんなザコを骨抜きにしても、こっちには何の利益にもなんねーんだよ。
どうせならあそこのもっと上クラスのをたぶらかさねーとなぁ……
それとも……まさか本気で……とか……言わねーよな?」
押し黙り、視線を逸らした凛花に田崎はは乱暴に口づけをした。
舌が捩じ込まれ、粘つくように絡み付く。
凛花は固く目を閉じ耐えたが、時折床から足が離れ、全体重が縛られた両手にかかる。
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