後生だから……

3/8
前へ
/35ページ
次へ
  田崎はゆらりと立ち上がると凛花に近寄った。 いかつい大きな手が彼女の顔を掴み上げる。 「剣崎んとこのあんなザコを骨抜きにしても、こっちには何の利益にもなんねーんだよ。 どうせならあそこのもっと上クラスのをたぶらかさねーとなぁ…… それとも……まさか本気で……とか……言わねーよな?」 押し黙り、視線を逸らした凛花に田崎はは乱暴に口づけをした。 舌が捩じ込まれ、粘つくように絡み付く。 凛花は固く目を閉じ耐えたが、時折床から足が離れ、全体重が縛られた両手にかかる。  
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加