後生だから……
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「あぅ……っ……く……」 顔をしかめ、小さな悲鳴を上げる凛花に追い討ちをかけるような仕打ちが待っていた―――― 身を捩らせる度に手首に縄が食い込み、凛花は涙に濡れる顔を激しく振った。 「や……っ――!」 声を上げたと同時にパンッ!と乾いた音が響く。 凛花の頬に痛烈な痛みが走った。 それは、田崎の張り手だった。 ジンジンと熱くなる頬。 縛られた手では押さえる事も出来なかった。
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