営業1課係長・難波知樹(ナンバトモキ)

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「んん・・っ!・・トモキ、待って・・」 その日は10月15日。付き合ってからちょうど1ヶ月、あの飲み会の日からちょうど1ヶ月たっていた。 「・・待たないでしょ」 食事を済ませていつものコーヒーを淹れようとしていると、 お風呂上がりのトモキが台所に立つサエコを後ろから抱きしめる。 「ん・・・」 サエコと付き合いの長いトモキは サエコの弱いところをよく知っていて、 サエコはあっという間に そっちのモードに引き込まれる。 サエコは感じやすい方だったが、 耳とお尻が特に弱かったから 今、トモキの唇はサエコの耳からうなじを這い トモキの右手は優しくお尻から太腿をくすぐる。 左手はお腹から入って肌を優しく撫でていた。 「あっ・・・ん」 先にお風呂を済ませていたサエコは Tシャツに短パン。 10月に入ったとはいえ 今年はまだ残暑が厳しい。 「サエコがいけない・・・ 朝からずっとムラムラしてた 何なら毎日ヤってもムラムラが止まらん ヤり放題ムラムラ温泉旅行また行こうぜ」 「何それ・・・!・・んっ・・」 トモキはサエコを振り向かせると 覆いかぶさるようにキスをした。 「好きだよ、サエコ サイコーに・・・お前が」 「ん・・・」 トモキはキスをしながら 優しくサエコのカラダをさわる。 『女性は全身が性感帯』というのがトモキの持論。 女を、よく、わかってる。 気持ちがなくても、トモキにカラダを愛されたら 女性はみんなあらがえないんじゃないかとサエコは思う。 「はっ・・・ん」 トモキはサエコのカラダと気持ちに火がついたのを察すると 慣れた手つきでスルッとサエコの短パンを脱がす キッチンカウンターの上にヒョイと抱えて乗せた。
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