男と男の恋物語

一章：正反対な二人

俺は如月 悠♂。ドSイケメンな為、女にモテるわ男にモテるわで毎日多忙な人生を送っている。彼女か彼氏が出来れば何も問題無くなるのに…。おぉっ!?
こんなところに何故人が…。ここは月島学園高等部の花園。普段の俺の秘密基地なのに、何でお前はここに居るんだ！イヤ、まてまて。落ち着け俺。
コイツは誰だっけ？そうだ、俺のクラスメイトの工藤 奏汰♂だ。コイツなら、俺の彼氏になってくれるんじゃないか？アニメオタクだし友達も居ないし、暗いから俺がコイツを構ってやってるだけだと思われるかもしれないけど、現状維持よりは良いだろう。よし、話し掛けてみよう。
「なぁ、工藤君。俺と付き合わないか？」
「えっと…、何処にですか？」
おいお前、それはボケなのか、それともどういう意味か分かってないのか？
「好きだ、だから付き合ってくれっていう事だよ。」
「ええっと、つ、付き合います…。」
二人の秘密の関係は、今から始まる。