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「マジか。ま、行くことにしたら誘ってみ? 気分がのったら一緒に行ってやっから」
「ま、俺も気分がのったら、かなあ……」
映像はまだ山道を走るものが続いている。雄介が声を上げる。
「あーあ、つまんねーなー、今回。まあ、毎回毎回そんなに面白くはないけどさ」
「いやいや、お前、毎回こえーこえー言ってんじゃん」
耕哉の言葉に雄介は馬鹿言え、と鼻で笑う。
「ああ言わないと盛り上がらないだろうが。あーあ、幽霊でもなんでもくっきり映んねえかな。ってか、この番組欠かさず見てるんだけど、部屋にそういうの出た事一回もないぞ。お前はどうよ?」
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