その一
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9月。俺はこの季節を待っていた。 いよいよ、アイツに出会える! 一年に一回しか会えないアイツ。まるで織姫と彦星のよう。 甘い香りはいつも俺を惑わせた。 白い肌は俺の目から他の一切を奪った。 そしてアイツと一体となった時の温もりは、今も俺の身体に残っている。 ピンポーン。 来た!ついに、今年初のアイツとの邂逅! 俺は扉を開け、行儀悪く、すぐにアイツと一緒になった。
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