僕の家出日記

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そんなある日、いつものように兄弟達と散歩をしていると、 隣の家に僕にそっくりな生き物が住み始めた事を知った。 気になった僕は、散歩の度にその子に声をかけるようになった。 その子とのおしゃべりが日課になった頃、 その子はふと僕に言った。 「お前は猫なのに、何故犬のように暮らしてるのか」と。 そして僕は気付いてしまった。 僕は兄弟達とは全くの別物なのだと。
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