晴れの日2

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晴れの日2

「本日はお忙しい中、また遠方より、私共の結婚式にご列席いただき誠にありがとうございます。 先程よりたくさんの方々から、温かいご祝辞や励ましの言葉を頂戴し、妻のユリ共々感激しておりました。 二人が今日を迎えられますのも、皆様に見守られ導かれたお陰だと心から感謝しています。」 彼にマイクが渡され、新郎の挨拶が始まった。 この謝辞で、今日の披露宴が御開きとなる。 「ご存知の通り、私たちは社内恋愛結婚です。 4年前・・・私が妻に出逢ったとき、彼女の笑顔に惹き付けられたのを今でもハッキリと覚えています。 あれは、『一目惚れ』というやつだと思います。」 会場がワッとわいて、あちこちから「いいぞー」と声が聞こえたり、指笛がヒューヒュー鳴った。 「大学時代の知人に言ったことがあるのですが、理想の女性は『笑っていない時でも、笑った顔の女の子』でした。まさに・・・彼女そのものです。 恋愛には不器用な私でしたが、彼女とのことは大事に温めて育んで、幸いなことに生涯を伴にする約束を交わすこととなりました。 そして、今日という日を迎えられたのです。」 また、会場から拍手がおこった。
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