3人が本棚に入れています
本棚に追加
「どっちでもいいけど、飲み過ぎないでよ。いくらお酒に耐性があるからって言っても、この後King様に逢うんでしょ?」
『Mariaが来るから…そうなるだろうな』
「だったら程々にしてよ。しかもプラチナは高いんでしょ?そんなに一気に飲んだらもったいないわ」
『値段は知ってるんだ…死翠、後1口でおしまいだよ』
『分かったよ…その代わり、夜は好きなだけ飲ませろよ?』
『何もなかったらね』
「あたしはこの結果をKing様に報告してくるわ。とりあえず異常はないから安心していいわよ」
あたし達を見ながらRookはそう言うと部屋を出て行った。
それを見ながらあたしは瓶を煽り、最後の1口を飲むと、蓋を閉めてカウンターに戻しながら呟いた。
『本当のあたしって…誰なんだろう?』
最初のコメントを投稿しよう!