act1-story2:俺が教えてあげよう、この事件の真相を

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□■□■□■□■□■□■□■ __大体何者なんだ、コイツは 警察の人とも知り合いみてぇだし、、 ってそうじゃねぇ、えーーっと、 毒殺以外の死因だっけか? 確かあの女はいきなり苦しみ始めたって言ってたよな…… 「……心臓発作とか…?」 _って流石に安直だな、こりゃ笑われ、 「キミ、中々鋭いね!!!」 _____何故か目の前の男は感動していた 「は……?」 うんうん、と力強く頷きながら俺もキミと似たような考えだよ!と嬉しそうに言っていた 青年は嵯峨に向き合って真面目な表情にもどる 「__結論から言いますとね、俺が考える死因は…」 __虚血性心不全(きょけつせいしんふぜん)です 聞き慣れない単語にまたもや静斗は混乱するが、 今回は嵯峨も同じようだった 「そんな名前を聞いたことがある気がするが…… なんでだ?」 「というのもですね、ご遺体を調べさせて頂いたところ軽い栄養不足のような症状が見られました。 さらに言うと、化粧や髪にかけている時間が極端に短い印象を覚えました」 そして極めつけはこれ、と青年が見せたのは_ 『辞表』と書かれた封筒だった とはいえ真新しいものではなく、少し傷や汚れが目立つ 「俺の考えはこうです_ 彼女が勤めていた会社は彼女に時間外労働を強いていたのではないかと。 そのため精神的ストレス、肉体的ストレスが溜まり、辞表を出そうとした。 しかしこの封筒の状態からわかるように、 きっと受け取って貰えなかったのではないでしょうか?」 青年は自分自身の頭を整理しながら話しているようにも見えた 「それが積もりに積もって彼女に負荷をかけた。 ……虚血性心不全というのは精神的ストレスと肉体的ストレスによって引き起こされます。 近年この女性程の年齢の突然死の死因上位に上がって来ているほどです」 青年は静かに腰を抜かしていた女性に近付き、 優しく微笑む 「……?」
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