act1-story2:俺が教えてあげよう、この事件の真相を

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そうして季節が過ぎて、香奈の結婚式が近付きました 今朝電車から降りた彼女を見たとき、人混みの中で彼女の背を必死に追って、話しかけようとしたんです 「香奈……っ、まって香奈!!」 香奈は虚ろな目をしていて、私の声なんて聞こえていないようでした 「っ、う、~~ッ!!」 「……香奈?どうしたの?香奈!?」 彼女は突然胸を抑えて苦しみ始め、やがて倒れてしまった 「香奈……!?」 そこで私は、香奈が、息をしていないことに気づいてしまったんです 「ひっ……いや、」 「きゃあああああーーーッ!!」 □■■■■■■■■■■■■■□ 「……これがすべての始まりです 私は…親友を……見殺しにしたんです」 女性は全てに絶望したような顔つきになっていた 頬にはうっすらと涙の線が残っている そんな彼女を見て青年はふむ、と考える様子を見せ、話しかける 「そんなキミには依頼料(・・・)なしで一つだけ俺の考えを教えてあげよう」 __依頼料?ンだそれ… 「依頼、料……?」 「ああ さっきは勝手に色々言ってしまったからね、 俺からのサービスさ」 呆然としている彼女を横目に青年は言葉を続ける 「では、一つだけ…」 ___彼女、婚約破棄するつもりだったみたいだよ?
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