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っていうか、それ以前に、一晩一緒に居て、なにもできなかった腑抜けだと思われたくないっ!
なんとかして、なにもなかったことを隠し通さねばっ。
いや、そうだ。
今すぐ、新しい既成事実を作ればいいんじゃないかっ?
だが、深月に殴られそうだ、と陽太は苦悶しながら、癖でか、また寝ている深月の背中をとんとん叩いてやって。
ぎゅっと抱きつかれて浮かれて寝てしまった。
……駄目だ。
好きすぎて無理強いできん。
こんなに好きになる前になにかしておけばよかったっ!
と後ろから深月と清春と英孝に飛び蹴りを食らわされそうなことを思いながら、陽太は眠りに落ちた。
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