保留

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保留

清美は急にあること思い出しヒヤッとした。 「まさか、もう待ってないよね?」 高校の頃、島田君から告白を受けた。 「返事、待ってもらってもいいかな?」清美は答えた。 あれから20年の歳月が流れた。 さすがにもう――と決め込み、島田君の情報をSNSで探す。 彼のステータスには、独身と書かれていた。
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