文明の果て

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文明の果て

人間は産声をあげた瞬間から、その一生をカプセルの中で過ごす。 身動きひとつしないまま。 肉体の成長は管理システムが制御。 脳にはシステムがインストールされる。 望むがまま、仮想空間で生きられる。 文明が進化し何でもできるようになった人間が選んだもの―― それは、何もしないという選択肢だった。
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