プロフェッショナルの流儀

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プロフェッショナルの流儀

踏みますね。とにかく踏みます。 キャップを被り直しながら、自慢げに彼は言う。 「どんなものでも?」 そうっすね、踏みますね。 「幸せを感じる瞬間は?」 踏んでるときっす。 「具体的には何を?」 韻っすね。自分、ラッパーなんで。 その後もインタビュー中、彼はずっと踏み続けた。 幸せを噛み締めながら。
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