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マナがアンとキャスのことを、彼らに説明すると言って出て行こうする。
それを見たアンとキャスは、互いに顔を見合わせてマナと一緒に外へ出ようとした。
「いいよ、あたしだけで。2人はニコと一緒にご飯を食べちゃって」
「いや、実はエヌエーから手紙を預かっているんだ」
アンはそう言うと、荷物から封筒を出した。
そして簡単だが、アンはマナに説明をした。
エヌエーとは、反帝国組織バイオ・ナンバーの兵士の女性。
銀髪の彼女と坊主頭のブラッドは恋人同士で、シックスの幼馴染であるということを伝えた。
「知ってるよ。だって、あたしとニコをここへ送ったのってその2人だもん」
「そうか、なら話は早い。ともかく今はバイオ・ナンバーの現状を、ここの兵士たちに伝える義務が私たちにはあるんだ」
話が終わると、3人はテントの外へ出ていく。
その後ろを、ニコがヒョコヒョコとついて行った。
それから、この駐屯地にいるすべての兵士たちを集める。
集まった兵士たちは、ストリング帝国の女将軍であったキャスの姿を見て身構えたが、アンがエヌエーからの手紙を見せると、彼女がもう帝国の将軍でないことを理解した。
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