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ガマは夜になると活動を始める。だから、俺の仕事は夜がメインだ。
俺の名前は、紫苑 新(しおん あらた)。高校2年になる。
日中は普通に学校に通ってる。ただ、普通の学校ではない。
俺の様な特殊な一族だけが通う学校があった。
見た目は普通だ。授業の中身が特殊な時がある。その特殊な授業以外は他の学校となんら変わらない。
生徒会とかもあるし、部活だってある。友達だって作れる。
ただ、俺の生まれた家が・・・。いや、これは言わなくても後々分かる事だろう。
とにかく、今の俺が何をしているかと言うと、生徒会室に向かってる。俺は、生徒会長だったりする。今しがた、授業が終わり生徒会の仕事をするべく生徒会室へ向かってる。
「紫苑先輩、お疲れ様です!」
「あぁ。お疲れ様。気をつけて帰れよ?」
廊下ですれ違った後輩に声を掛けられて、俺は挨拶をした。
「ありがとうございます!」
見知らぬ後輩は笑顔でお礼を言い、俺と反対方向へと歩いて行った。俺はそれを見送る。このやり取りを生徒会室に着くまで何度かやりながら、生徒会室を目指した。
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