序章/まずは挨拶を…

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これから始まる物語は、ちょっと…あ、いや。 それなりに落ちこぼれな俺が、何故か世界の運命を担う重要な役目を担ってしまい、それに奮闘する物語。 なのだが、まあまずはその前の出来事を聞いて頂きたい。 クリスマスを目前にし、世間はイルミネーションやらサンタやらトナカイやらで埋め尽くされていた。 オタクの聖地と呼ばれる秋葉原も同様。 どこを見てもクリスマスー色。 そしてどこを見てもカップルばかり。 非リアへの嫌がらせか何かなのか? なんて、別に思ってない…ことも無い。 これから彼等はマッスルなドッキングでもしに行くのだろうとか考えながら、駅の改札前で人を待っていた。
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