12人が本棚に入れています
本棚に追加
「ぐあっ!?」
「きゃあッ!?」
「!?」
勢い余って、当の本人と衝突した。
階段を下ろうとしたクラウンはアゴに頭突きをくらい、階段を駆け上がったマナはぶつかった拍子に踊り場に転落。
背中を床に強打し、痛すぎて声も出ない。1人で悶絶していると額から流血していることに気付き、床には点々と血液が落ちる。
「う……ぎゃあー!?」
(落ち着いて、マナ!)
「クラウン様、大丈夫ですか!?」
「……~~~ッ……このバカ! 自分より俺の心配をしろ!!」
「ちゃっかり後ろで支えてもらった人が何言ってるんですか!? 私、転落したんですよ!? そこから、ここへ! そこから! ここへ!! ご自身より、私の心配をしてください!!」
最初のコメントを投稿しよう!