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「てめえはあれだろ。心の成長が感じられるような、ほっこりした高校生の恋愛ストーリーという題材で、なぜか教師がぶん殴るシーンからスタートさせるようなくそ野郎だろ!分かるんだ、俺には!てめえは、わざと外そうとしてマジで外れて読者に不快感与えるタイプのキチガイだってのは分かってんだ!」
「先生、いまどき体罰した上にキチガイとか言っちゃう教師は動画撮られて終りですよ」
俺がそう言ってスマホに手を伸ばしたら、ああこのくそ教師はやってくれたよ。俺の手からスマホをたたき落として、笑いながら踏み付けてさらに馬鹿力で真っ二つに割ってくれた。
「てめえ、俺の前でスマホ出したら破壊されんの分かってんだろ?分かってながら挑発したよな?このくそ野郎!分かるんだ、俺には!例えるならてめえは2万字という条件の小説書きたいが為に、適当に考えた展開を平気で垂れ流すようなくそ野郎だってことが俺には分かってんだ!」
そう言って今度は俺の腹におもいっきり蹴りを入れて来るんだ、この教師は。俺は、蹴り飛ばされた勢いで後ろに吹っ飛び机と椅子をドンガラガッシャンさせちまった。ああ、くそうるせえな。
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