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「ほらてめえはどうせ今この瞬間も文字数がどれくらいいったとしか考えてねえんだ!てめえは勉強もスポーツもできねえだろ!何の才能もねえんだ、てめえは!俺が思いっきり殴って、てめえのくさった根性をたたき直してやってんだ!俺のこの優しさ!慈悲深さが!てめえには分からないのか!」
ああ、この死ぬほどうぜえ説教がまだ続くのかと悲しくなっていたその瞬間だ。
放課後の教室に女が入ってきたんだ。同じクラスの出席番号18番。今までしゃべったこともねえ、こいつがなぜかツカツカと近づいてくる。
「おいてめえ何だ、このくそ馬鹿女!てめえも殴られてえのか!俺は今、この生きてる価値のねえ屑の男に立派な指導をしているところだ!」
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