Alternative tale

プロローグ

むかしむかし、世界には人間とモンスターがいました
ある人間は、モンスターを『造る』技術を開発しました
実験は大成功。しかし、人間はその事を誰にもいいませんでした。

『いいかい、〇〇。君は僕達の家族だ。たとえ君に似たような人じゃなくても、僕たちが人間でも。ずっと一緒だよ。よろしくね』

そして、造られたモンスターと人間は家族になりました
モンスターは幸せでした。毎日優しい人間に囲まれ、楽しく暮らしていました。

ですが、幸せはすぐに奪われました。

人間はモンスターを怖がるようになりました。
いつから、誰がかはわかりません。ですが、恐怖は広がり続けました。
ある日、国の偉い人は決めました。

モンスターを地下世界に封印する事を。

世界中の魔術師を集め、モンスターに攻撃を仕掛けました。
人間に裏切られたモンスター達は悲しみ、怒りました。
人間を殺しました。人間も、モンスターを殺しました。
そうして、国はぼろぼろになっていきました。

造られたモンスターと人間は、国の外まで逃げる事を決意しました。
ですが、モンスターは分かっていました。
自分が一緒にいれば、家族である人間が殺されてしまう事を。
だから、モンスターは人間にこう言いました