~花餡子様・一句シリーズ/全18作品~

2/30
40人が本棚に入れています
本棚に追加
/397ページ
『魚屋のオッサン、いつも昼は肉』(花餡子さん・作) 公開2016/7/20 ~花餡子さんのお知り合いの魚屋さんのお話です。~ 今回は、花餡子さんからお話をご提供して頂いたのと同時に、何と! 一句もお詠み頂きました! その句があまりにも素晴らしいので、そちらの一句の方をメインでご掲載させて頂きました。 花餡子さん! いつも、ありがとうございます!! と、言う訳で…今回のお話は…。 ↓↓ 『私(花餡子さん)が知っている魚屋のオッサンは… 実は、前職は新宿二丁目でオカマをしていたせいか、今は46歳ですが、 手の動きがやっぱりおかしくて、最初、その魚屋さんに買いに行った時… 私「えーっ?!ば、場所を間違えたかな?」 と、思ってしまった。 その魚屋のオッサンさんは、髪の毛は薄くて、でもヅラはしてなくて少し有る毛にリボンをしてるのよ。 体重が100㎏位、身長が165㎝位でさ。 体格に圧倒され、 私は初めて買いに行った時に笑いたいのを我慢したんだ(笑) でさ。 三回位、買いに行ったら馴染みになり、二丁目から転職した、いきさつを話してくれたの。 オッサン「自分は二丁目では、あまり人気が無かったけど、お客の魚屋さんに興味が湧いてさ。 それで二丁目を辞めて、魚屋を始めたの。 魚は好きじゃないけど…あれ生臭いでしょ。 でも二丁目じゃ私の顔、売れないのよ…」 魚をさばく時には必ず魚に向かって拝むんだって。 オッサン「ごめんなさい。痛い?」 それから食事は、朝はパンを食べながら仕入れして、昼は近くの肉屋さんのトンカツを食べたり…。 オッサン「絶対に魚は食べたくない。 不味いし臭いし…でも売ってるのよ。 また買いにいらしてね」 と、手つきが『二丁目らしくて』笑いながら魚を買っていた私です。 あの魚屋さんは今は魚屋を辞めて肉屋に転職したようです(笑) 何か、落ち着かない二丁目さん。 今は、あまり会わないけど… 魚屋さんが肉しか食べないなんてね(笑)』 なるほどぉ。 何とも憎めない…むしろ、好感が持てる魚屋さんじゃないですか(笑) さて。 今回は、この一句にクリエーター河内はろんさんからコメントを頂きましたので、合わせてご紹介させて頂きます。 ↓↓ 『出身が2丁目だけに、その後の人生も2丁の包丁を操る!んですネェ。 これで、バイの人だったら極めてるなぁ。 と下衆なことを思った私でした。 お後がよろしいようでww』 面白いです(笑) 河内はろんさん! ありがとうございます!!
/397ページ

最初のコメントを投稿しよう!