第三章 剛の恋人「のん」

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剛と「のん」はクリスマスイブに結ばれた。 「のん、ズーット一緒にいようね!」 剛は「のん」にこう告げたが、何処か違和感を感じていた。 「そうだね、剛いつも一緒だね」 「のん」は、いつも様に微笑みを剛に返した。 そして、その違和感が現実となった… 剛は変な夢を観た。 それは「のん」は神の国から来た姫で、天空に帰らなくてはいけない事を剛に告げている夢だった。 夢から醒め・・・ 「なんだ!この夢?」 剛は不思議であり、嫌な胸騒ぎを感じた。 クリスマスイブから一週間が過ぎ、師走で街は賑わっていた! いつもの様に、二人はデートの為、待ち合わせをしていた。 「遅いなあ「のん」なにかあったのかなあ?」 すると、道路向こう側に、手を大きく振る「のん」の姿が見えた。 横断歩道で信号待ちの「のん」は信号が変わり、剛に早く逢いたいため、走り出した! そこから、剛の映像はモノクロでスローモーションとなっていった… それは、右側から猛スピードで自動車が横断歩道に入り「のん」を跳ね飛ばしたのであった! 「のん」は天空にとどくかのように、高く飛び上がり地面に叩きつけられた! ここで、剛の記憶が止まった…
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