第三章 剛の恋人「のん」

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すると… ここから、剛は見えないチカラ… あり得ないことが… 「のん」は即死だった! しかし、当初、地面に叩きつけられた事が原因だと考えられたが、外傷は全く無く、自動車が当たった衝撃によるショック死である事がわかった! 剛は、記憶が止まり… 「のん」が地面に叩きつけられたことが… 逆に「のん」が舞い降りた感じがした。 そして「のん」の魂が身体から離脱するのがわかり、剛の身体に入っていった。 「剛!ごめんね!」 「私、天空に帰らないといけないんだよ!」 「こんな形で、剛と離れたくなかったんだけど…」 「でもね、これも運命なんだよ!」 「剛!悲しまないで、信じてくれる?」 「私は、黄泉の国の姫なの!」 「私は「この世界」の人を愛し、交わると…」 「そう、剛と愛し会ったことで…」 「黄泉の国に帰らなくてはいけないの…」 剛は、止めどない涙が流れ! 後悔が心を支配していた! 「何故だ!「のん」それを知りながら…」 「うううん!剛、私は黄泉の国に旅立つけど…」 「こうして剛の心の中に居て、貴方と一緒にいるの…」 「そして、剛!貴方と「のん」私は、一体なの…」 「永遠に…」 すると剛の記憶が戻り、さっき迄のことが朧気に、蘇っていた。 切ないが剛は「のん」と一緒に生きている。 実感が湧いてきて、見えないチカラが今後、剛を助けてくれることに…
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