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すると…
ここから、剛は見えないチカラ…
あり得ないことが…
「のん」は即死だった!
しかし、当初、地面に叩きつけられた事が原因だと考えられたが、外傷は全く無く、自動車が当たった衝撃によるショック死である事がわかった!
剛は、記憶が止まり…
「のん」が地面に叩きつけられたことが…
逆に「のん」が舞い降りた感じがした。
そして「のん」の魂が身体から離脱するのがわかり、剛の身体に入っていった。
「剛!ごめんね!」
「私、天空に帰らないといけないんだよ!」
「こんな形で、剛と離れたくなかったんだけど…」
「でもね、これも運命なんだよ!」
「剛!悲しまないで、信じてくれる?」
「私は、黄泉の国の姫なの!」
「私は「この世界」の人を愛し、交わると…」
「そう、剛と愛し会ったことで…」
「黄泉の国に帰らなくてはいけないの…」
剛は、止めどない涙が流れ!
後悔が心を支配していた!
「何故だ!「のん」それを知りながら…」
「うううん!剛、私は黄泉の国に旅立つけど…」
「こうして剛の心の中に居て、貴方と一緒にいるの…」
「そして、剛!貴方と「のん」私は、一体なの…」
「永遠に…」
すると剛の記憶が戻り、さっき迄のことが朧気に、蘇っていた。
切ないが剛は「のん」と一緒に生きている。
実感が湧いてきて、見えないチカラが今後、剛を助けてくれることに…
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