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これは、俺が「ちがう世界」を理解し始めたときから、頭の中で、レオが囁き続けていたのであった!
「涼!レオは、絶対ロイを許さない!」
「どの世界に居ても!」
「父さんをあんな風に・・・」
テレパシー的にレオから俺の頭に届いた・・・怒り、憎悪を感じた・・
俺がシンボルから脱出し、螺旋階段を駆け下りていた、この国「ちがう世界」に居られるタイムリミットが過ぎていき・・・消えてしまった!
その時、シン、イマ、レオ、そして、民衆によって火が放されシンボルは炎上した!
「ちがう世界」から消える数秒前、俺は、ロイは死んだものと決めつけていた。
しかし・・・・ロイは生きていた!
そして、俺が発した言葉「なんとか、俺がいた世界に引き出してお前を裁く!」を忠実に守り「この世界」にやって来た!
有難くない事なのに・・・
どうやって、ロイは「この世界」に来たのだろうか?
俺は、あの時発した言葉だけで・・・
「あ、そうか・・・」
それは、レオの強い思い・・・・
怨念からか・・・
俺は、まず「この世界」舞い降りた!
レオを探し出すことを考えていた!
レオが「この世界」に来ているのは、あくまでも俺の頭の中にある、イメージと直感での確認である。
そのイメージと直感がテレパシーとして、俺の頭の中で、レオの声が届いているか?
「どうしたら、レオを探しだせるか・・・」
俺は独り言を呟いた。
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