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「山下公園に行くか?」
俺は、自宅玄関の扉を開けた!
「涼は、レオのこと覚えているのかなあ?」
レオは、あどけなく、独り言をいいなが、俺が来るのを待っていた!
レオのテレパシーが俺の頭の中で、囁き始め・・・俺はレオの居場所が察知出来るようになった!
「やはり、山下公園の氷川丸だな!」
こんなに簡単に見つけ出せるとは?
少し不安?罠では無いか?と疑ったが・・・まさかロイ?
まあ、今、自分とレオのテレパシーを信じることにした!
俺は、みなとみらい線で日本大通り駅に向かった。
駅に着き、貿易センター横を通り過ぎ横断して、山下公園に着いた。
「レオは、元気なのかなぁ?」
俺は独り言を呟いた。
氷川丸が浮かんでいるところまて、歩いていると、その付近は人だかりとなっていた。
「どうしたんだ?」
氷川丸の付近に着く頃、クリクリ頭で甚平服のレオが立っていた!
かっこが違うことと毅然とした風防が、物珍しく「この世界」のやつらが観ていたのであった!
俺は微笑み、用意したコートでレオを包んだ!
「レオ!よく来たな!」
「かなり、背が伸びたんじゃないか!」
やはり「ちがう世界」は「この世界」より時か進むのが早いようだ!
「涼!逢えてよかった!」
レオは、涙声になっていた。
「レオ!お前が残してくれた手紙が・・全ての記憶を蘇らせてくれた!」
「ありがとう!」
「レオ、ひとまず俺の家に行こう!」
「レオの家族が俺を迎えいれてくれたようにな・・・」
でも、どんな風にかみさんに説明するかだ・・・?
「レオ!聴きたい事は山ほどある!」
「教えてほしい!」
俺は心の底からレオに話しかけていた!
「涼!レオも聴きたい事があるの・・・」
「この世界」のこと・・レオの世界と・・・」
レオは、不合理な世界での事を体験し「この世界」との違いを知りたがっていた!
しかし、どうしても俺が聴きたい事をレオに答えてもらう事にした!
それは、炎上後のシンボル?そしてロイの行方?その後の政権の事だった!
あとは、聴きづらいこと!
「テレパシーで感じたことだが・・」
「レオ、らしく無い怨念!」
「憎悪を感じたんだ?」
「それはね!涼・・・・」
「シンボル炎上前・・・」
俺の家つき…
レオを家に向かい入れた。
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