第一章「この世界」に戻って…

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「ただいま!」 かみさんが出迎えにきた! 「お帰り!」 「この子が電話で話してくれたレオ君ね!」 かみさんは、言葉とは裏腹に顔の表情、特に、まばたきが無く瞳孔が開き、口が半開きだったので・・・ 思わず俺は「クスッ」と笑ってしまった! 「レオ君、上がって・・・」 「ありがとうございます」 レオは礼を言い家の中に入っていった。 かみさんに「ちがう世界」の話しをしたが、今だに、信じていない・・ ようだったが・・・ レオの出現で・・・ 不思議に思っているのは、確かだったが・・・ 「この世界」の時間では・・・約一日」 「ちがう世界」では、一週間になっていることが・・・」 「おとうさんが、飲み会の後、電車の中で寝てしまったて・・」 「終電がなくなり帰って来なかったぐらいにしか・・・」 「その時、私は、電話ぐらい、いつもするのになぁと思っていたよ!」 レオの出現で、かみさんも一年前の記憶を手繰り寄せていた。 しかし、果たしてこの話をしてしまい、かみさんに何か? 若干、脳裏に不安が過ぎったが今迄と違い・・ 頭の中に止まらず・・ 通り過ぎた。 かみさんも、今迄に無い不思議なこと? これから先に起こる理解不明なことを… 楽しんでいるかの様に眼を輝かせていた! 今迄の事を、かみさんに話してしまった以上、これから危険を伴うことを理解させ・・・ 俺はレオと話しをする為、かみさんに中座させた。 俺がレオから聴きたかった… レオからのテレパシーで感じていた。 レオらしく無い怨念!
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