隠居が通る1

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沿道の皆が手を振っていたのです、馬を繋いで山に入ったのです、お絹がここは切り出してもう20年は経つており植木も順調に育っています、まだ20年はかかるでしょうと言ったの、 です、2人は山歩きに慣れている見たいでどんどん登って行きます、殿大丈夫ですかとお絹が笑うので、中々体力のいる仕事だなと言うと、もうすぐに谷川がありますよと言うと水の、 流れる音がして谷川に出たのです、 みなが竹筒の水筒に谷川の水を汲んで渡すので、岩に座り飲むと冷たくて美味いので、これは美味いと言うと喜んでいます、お絹が脇差で傍の小さな竹を5本ほど切り、少し上に行き、 岩の窪みにエイと投げ入れたのです、5本の内の1本にイワナが刺さっており見事じあなあと言う、なかなかすばしこくて取れませぬと笑うので、それではわしにも槍を作ってくれと、 言うと、 5本を渡したので少しうえの窪の下に小石をポトンと投げてエイと5本を投げ入れる見事に5本ともイワナが刺ったのです、みなが手を叩いてお見事ですと目を白黒させています、お絹、 がお殿様はつぶての名人なのですよと笑い、それではカマドを作り塩焼きにしましょうと、腹わたを取り竹の櫛に刺して塩をふりかけカマドを作り、火縄の種火で枯れ草に火をつけた、 のです、
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