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それは良かったと言うと、何かいいにおいするのおと言うと、イカを焼いているのですとみながいうので見ると、先の小屋で焼いているので近づいて、そのまま、そのままと言い、うま、
そうじなあと言うと、
たべますかと老婆が言うので、馬を降り手に取って食べて、これは美味いと言うとそれはよかっただと喜ぶので、お絹に幾つか買って行こうというと、ハイと返事して二分銀を渡すと、
これではここの全部でも余るだと言うので、そんなにいらぬ5ハイでよいと籠に入れて釣はいらんぬぞと言うと、ありがとうございますと喜んだのです、それではなと言って串刺しに、
したイカを食べながら馬にまたがり城へ向かうと、
お絹がイカを食しながら馬に乗るお武家は殿様だけですよと笑っていたのです、しかし、これは美味いぞと言ったのです、城に帰り部屋に入り今日は楽しかったぞと言うと、お絹がよう、
御座いましたと言い、お湯にはいってくだされというので、お湯に入り汗を流して上がると湯のみをみなが差し出すので、飲むと甘くて冷たいので何だこれはと言うと、さとう水に、
御座りますと言い、
お湯に砂糖を入れて井戸水で冷やしたものに御座います、琉球から渡来したそうですというので、成るほど黒砂糖ではなく白砂糖じあな、そうだこの辺でもサトウキビは育つのではない、
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